賃貸部屋がおしゃれにならない理由 -賃貸DIY計画-
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”おしゃれ”

そう書いて自分で恥ずかしくなってしまった。
だが”おしゃれ”を避けた言い方が思いつかないからしょうがない。

まあその定義は置いとくとして、部屋をおしゃれにしてみたいというのは多くの人が思うことではあるのではないだろうか。

部屋をおしゃれにしようと思った時、まず思い浮かぶのはおそらく家具だ。

「よし、おしゃれな家具を買い揃えよう」

必死にネットで探し回り、おしゃれな家具を買い揃えてみても、部屋を見渡したときこう思うことが多いはず。

「あれ、なんか違うぞ…」

「なにか…物足りない…」

 

それはなぜなのか…

理由は簡単

部屋の大部分を占める要素は壁と床だからだ。

たぶん

 

日本の住宅は所有、賃貸に関わらず、誰しもが思い浮かべる味気ない白壁、フローリングの物件が圧倒的に多い。
賃貸の人、建売の持ち家の人、多くの人が当てはまるだろう。

部屋を見た時、視界の大部分を占める壁、床が味気ない一般的なものだと、どんなに個々の家具が良いものでも、なにか足りないなあとなるのである。

まあ”おしゃれ”の定義は人それぞれ違うだろうからそう一概に言い切れないが、床と壁を定番から変えれば空間は間違いなくガラッと変わる。

ということでもう1年経っちゃったが、私も引っ越しを機にちょっと賃貸部屋を改造したいなあと思い立ち、計画を練った。
条件は賃貸なので原状回復できること。

予算と時間から全て思い通りにはならなかったが、その体験をご紹介しようと思う。

計画を練る

1部屋を探す

決して”おしゃれな家願望”先行で引っ越したわけではない。
おしゃれと言えば言うほどダサいやつになっていく気がするが、引っ越す理由は単純なもの。

前の家に飽きたから。
8年も住んだのだ。

更新の度に今度こそと思うがなかなか果たせずにいたが、たまたま探し始めてすぐにいい物件が見つかり今度こそ引っ越すことにした。

その時の物件検索条件は全て兼ね備えようとするとかなり厳しかった。
ほとんどの条件はこの部屋DIY計画に関係ないのだが、関係ある中で最も難しい条件は”窓にシャッターが付いていて日中でも完全に暗室にできる”というものだ。
ウォシュレットや浴室乾燥機などは家賃、立地、築年数、広さなどをある程度絞っても結構ヒットしてくれるが、シャッターにチェックをいれた瞬間全滅する。

見つかったのはほんと運が良かった。

なぜシャッターにこだわるかというと、僕はプロジェクターで映画を観たいから。
ある程度値段のするプロジェクターであれば、日中光が多少入っても観ることはできる。
が映画を集中して鑑賞するにはやはり外光はものすごく邪魔なのだ。

引っ越す前にもプロジェクターは持っていて、そのことについて知りたい方は以下の記事を参照ください。

 

記事を観てもらえれば分かるが、このときは窓枠にプロジェクター、その対面にある白壁をスクリーン代わりにしており、これはこれでなかなか特殊な環境だった。

今回もこの配置まで条件に入れてしまうと、とうとう部屋は見つからないだろうということでここは妥協した。
むしろパワーアップさせて、プロジェクターは天井釣り固定、スクリーンは電動式にしてやろうと計画した。
といっても賃貸なので壁も天井も傷がつけられない。
固定には今流行りのラブリコを使おうと考えた。

これが1つ目の計画。
この設置の様子はまた別記事で書こうと思う。

今回私は運良く見つかったが、余程やりたいコンセプト、改造がない限り部屋が決まってから、具体的なことを考えた方が良いと思う。
事前に妄想しすぎると、変な部屋探し条件が増えて苦労することになるかもしれない。

たとえば僕の場合、敷き詰める床材を事前に決めていたら、”床とドアの隙間が大きい物件”などというめちゃくちゃ大変そうな条件が加わるところだった。

2部屋のコンセプトを決める

部屋が決まり、引っ越すまでの間に考えたのはどんな部屋にするかということ。
床、壁紙を変えるなら荷物を運ぶ前じゃないと厳しいからだ。

元々家具はほとんどが学生の頃から使っている、手作りのものだった。

机、本棚、ローテーブル、ベッド。

決してやりたくてやったわけではない。

欲しかった天然の木を使った家具は高すぎたから。
安い木材で手作りした方がめちゃくちゃ安いと気づいたのだ。
木材はほとんど1×4材(たしか38×19×1820mmで1本200円くらい)を使ってネジ、ボンドで組み上げた。

↓こういうやつ(ホームセンターのSPF材は安いです)

電動ドライバーがあるわけでもなく、ベッドなんかはひいひい言いながら徹夜で作った。

それに何年かしてからダークウォルナットのオイルステインなんか塗ったりして、それはもうおしゃれなものになったのだ…
自分で言って笑ってしまうが、大体がこんな感じの板で構成されている。

ということでこういう廃材を使ったような家具に合う空間は海外のレンガ張りの倉庫のようなところだろうと思い込み、なんとなくのコンセプトを「倉庫」にすることにした。

3床材を決める

コンセプトが倉庫に決まったところでどんな床にするかを決める。

理想的なのは天然の無垢材を使ったふるーいボコボコな床。
下の写真よりはもうちょっと黄色めな、雨ざらしにされたようなやつ。
ジャーナルスタンダードファニチャーなどの店舗の床がこんなだったりする。

しかしこちらは賃貸だ。
当然元のフローリングを剥がすわけにはいかないわけで、原状回復できることが条件となる。
となるとフローリングの上に新たな床を敷くしかない。
だがそんな分厚い板をフローリングの上に敷いたら、天井低くなるし何よりドアやクローゼットが開けなくなる。
さすがにそんなの賃貸じゃあ無理だなあということで、床の上に敷くタイプの木目があしらわれたタイルにしようかと考えた。
そういうのは賃貸向けなので当然薄い。

調べてみるとそういう商品は思ったより多く、見た目だけじゃなく感触自体も木に近づけた物が多く販売されていることが分かった。
だが床一面に敷くとけっこうな量になるこのタイルをネットで観ただけで即決する気にはならないので、数種類に商品のサンプルを注文してみる。

created by Rinker
Asia-kobo by ELENENTS (アジア工房byエレメンツ)

このあたりは簡単にサンプル請求できるので複数してみる。
実際に見てみると、たしかになかなか感触もよく、木目の凹凸なんかもあり悪くなかった。
コスト的にはトイレ、洗面所以外の玄関あたりから部屋まで約18平米=約11〜12畳に敷き詰めて約6〜7万円程度。

んー高い。

でも部屋だけ敷いても、玄関まわりが普通のフローリングなのは嫌だし、部屋との境目を見て悲しくなる気がする。

まあいいかと柄を決めようと思っていたが、やはり天然の木を欲する自分に気づいてしまった。
上の商品も決して悪くないのだが、やはりよく見るとプリントされた作り物感をもろに感じる。

ちょっと考え直し、探してみたらこんなものを発見した。

WOODPROという会社が販売している足場板
実際に工事現場で使用された足場を加工しインテリア用材として販売している。

これがものすごく味があって魅力的なのだが、標準商品は厚さが35mm。

物件のドアと床の隙間は9mm。

二度と部屋に入れなくなるので却下。

と思いきやこの足場板の表面5mmをスライスしたT-5シリーズなるものを見つけてしまった。

これだ

5mmなら足場板を貼り付ける下地をベニヤ板などにすれば9mm以下で済む。

T-5シリーズは使い古した足場板の表面をスライスした古材verの他に、新材をスライスした新材ver、それに独自の塗料を塗って古材風に仕上げたverと三種類ある。
当然古材verが一番汚くて味がある。
だが研磨などはしてくれてても、やはり棘がささるなどの心配が古材には一番あるらしく、素足で歩く環境には向かないとある。
価格もけっこう違う。
古材が1セット(=約2畳)で20000円、新材、古材風が12000円。

んー、これも実際見ないと分からないので、サンプルを請求。
送料のみ負担で、多種多様な足場板のサンプルが送られてくる。

でかい。

不要な厚さ35mmのやつも入っていてかなり邪魔だったが、なんとなく雰囲気はつかめた。

やはり古材そのものの方が魅力的だが、いくら倉庫風の土足OKな家を目指すにしても素足で過ごしたり、寝転がったりしずらいのはくつろぐ家としてどうなのかと思い始め、価格的にも古材風にすることにした。
というか古材verは人気で常に生産待ち状態。
引っ越しまで1ヶ月もないこの時点では買おうと思っても明らかに間に合いそうになかった。
色合いなど気に食わなかったら、オイルステインで塗ってしまえばいい。
また金かかるけど…

ということで思い切って足場板(鉄サビ塗装 [幅180mm、長さ900mm、厚さ5mm])を12畳分,6セット購入。
これだけで税込み約82000円。
たけえ。

実際に貼る作業手順はまた書きます。

4壁紙を決める

新居は一面がベランダに通じる大窓、一面が小窓、一面がクローゼットと出入り口のドア、一面が梁はあるが何もない壁となっている。

大窓やクローゼットの面はあまり壁がないし、梁のある面は電動スクリーンで埋め尽くす予定だったので、壁紙を変えるのは小窓のある面だけにすることにした。

もちろん壁紙も、賃貸なので原状回復できるように、貼ってきれいに剥がせるものを探す。

ネットを検索すると、これもまたかなりの種類がある。
まあもちろん欲しい柄を基準に選べば良いのだが、一つ注意したいのが安すぎるものはとにかく質感がチープだということだ。
具体的には1×0.5mで500円くらいのもの。
前の家の時も一度買ったことがあるのだが、安いものはビニールみたいなテカテカした素材のものが多く、そのテカリ具合、色合いがなんともチープですぐ剥がしてしまった。

ということで今回は失敗したくないと検索していた中で一番いいと思ったのはこちら。

剥がせる壁紙RILMである。

なぜこれが良いと思ったか。

理由は3つ。

1.壁紙の質感が良さそう
倉庫ということで、なんとなく柄は定番ではあるがレンガがいいと思っていた。
それかタイル。
どちらも豊富に種類が揃っており、なおかつ安物と違って質感が良さそうに見えた。
変にテカらず、レンガなんかは本物のようにザラザラして見える。

2.幅が93cmある
壁紙は縦方向に貼っていくのだが、その幅は通常50cmくらいのものが多い。
そのため一面貼るのに3m幅の壁なら6回も貼らなければならない。
柄物なら柄合わせもしなければならず、めちゃくちゃめんどくさい。

それがリルムなら幅が93cmもある。
幅3m壁なら3回か4回で終わる。
ありがたい。

3.専用カッターのおかげで貼りやすそう
リルム独自のカッター付きスキージー(貼るときに表面をなぞって空気を抜く道具)が用意されており、これを使用することで台紙を剥がすことなく切ることができる。

これはなかなか素晴らしいことで、実は幅が93cmもあるということは逆に一回貼るのが大変になっている。
それがこのカッターで上部真ん中の台紙のみをきることが出来るので、位置合わせがものすごく楽にできるのだ。

↑こんなかんじ

 

ということでけっこうあっさり壁紙は剥がせる壁紙RILMに決定。
とはいえこれもネットで即決は怖いのでサンプルを請求。
1枚50円プラス送料で請求可能。

いずれはドアにも貼るかもしれないので、レンガ、タイル、木目、ネイビーの漆喰など複数枚を注文。

うん、ほんとになかなかクオリティが高い。
表面に凹凸があるように感じられ、安臭いテカリがない。

結構悩んだ末、上のリンクにある508 レンガブラウンにすることにした。
表面が砂のようにザラザラしていて落ち着きのある色合いが決め手だった。
暗い部屋にするにはちょうど良い。

リルムは1mあたり1999円。
レンガなど柄物は柄をシームレスに繋ぐには柄のリピート率を計算しないといけない。
これはリルムのホームページで簡単に出来る。

created by Rinker
はがせる壁紙 RILM(リルム)

計算すると16mも必要だと分かり、震えながらカゴに入れると6m毎のセット割が適用されても約30000円。

たけえよ。

と思いつつ、引っ越しの初期費用やら足場材やらで金銭感覚がおかしくなっていたのか、軽くクリックしていた自分がおそろしい。

実際に貼る作業もご紹介したいが、そのつもりがなかったので、まったく作業中の写真など撮ってない。
ということで壁紙のことだけでまた書こうと思うが、文字だらけの記事になりそうだ。

まとめ


・家具を変えても部屋がおしゃれにならない理由は、部屋の大部分を占める壁と床が味気ないから。

 

私が引っ越しの際、実際に行った改造は大きく分けて3つ(原状回復可能)

1.ラブリコを使ったプロジェクターと電動スクリーンの設置

2.床にWOODPROの5mm厚の足場板を張る

3.壁に剥がせる壁紙RILMを貼る

各項目の詳しい話はまた別記事で。

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