ケビン・ベーコン
なかなかすごい名前ですよね。
だってベーコンですよ?なのに名前は平々凡々なケビン。
日本で言ったら梅干し次郎みたいな感じでしょうか。
けなしてるわけでも何でもなくて、私はケビン・ベーコンが好きです。大ファンというわけでもないですけど…
あのなんとでもとらえる事ができる顔が好きです。
悲しい顔にも見るし、怒ってるけどそれを感情に出さないタイプの人にも見える。
何考えてるか分からないサイコパスな感じにも見える。
すごく複雑な感情を備えた顔面です。
これ褒め言葉です。
今回はそんなケビン・ベーコン主演の復讐アクション映画『狼の死刑宣告』を紹介、評価します。
『狼の死刑宣告』とは??(まだネタバレなし)
作品データはこんなかんじ
作品データ
原題 Death Sentence
製作年 2007年
製作国 アメリカ
配給 ハピネットピクチャーズ
上映時間 106分
映倫区分 R15+スタッフ
監督 ジェームズ・ワン
製作総指揮 アンドリュー・シュガーマン
ニック・モートン
ニック・ハムソン
ラース・シルヴェスト
製作 アショク・アムリトラジ
ハワード・ボールドウィン
カレン・ボールドウィン
原作 ブライアン・ガーフィールド
脚本 イアン・マッケンジー・ジェファーズ
撮影 ジョン・R・レオネッティ
音楽 チャーリー・クローサー
編集 マイケル・N・ヌエキャスト
ケビン・ベーコン
ギャレット・ヘドランド
ケリー・プレストン
アイシャ・タイラー
ジョン・グッドマン
『狼の死刑宣告』のあらすじ ネタバレ無し
さくっとあらすじ書きます。
投資会社に勤めるニック(ケビン・ベーコン)はまあまあ綺麗な妻、ホッケーで将来有望な長男と画が得意な次男の2人息子と幸せに暮らす平々凡々な男。
といっても会社ではかなり偉い人。
ある日、長男の試合の送り迎えで立ち寄ったガソリンスタンドで、強盗と思われる集団に長男を惨殺されてしまう。
悲しみに暮れる家族。
直接息子に手を下した犯人はすぐ捕まり、裁判で証言することになったニック。
しかし法の裁きでは犯人を厳罰に処せないことや、犯人の動機が強盗ではなくギャングの入団試験であったことを知ったニックは、突如証言をやめる。
そのまま何もなかったように釈放される犯人。
喜び合うギャングの一味。静かに独りキレるニック。
その夜ニックは物置にあった錆びたナイフを手に、独り犯人の元に向かうが…!!!!
て感じですね。
『狼の死刑宣告』の見どころ
原作はブライアン・ガーフィールドの小説『Death Sentence』。
これの前作が『Death Wish(狼よさらば)』でチャールズ・ブロンソン主演で映画化されています。
そのリメイク版『デスウィッシュ』(2018)もイーライ・ロス監督、ブルース・ウィリス主演で公開されました。
全然本作とは関係ないんで要らん情報でした。
次!
監督はジェームズ・ワン。
『ソウ』(2004)を自ら制作会社に売り込み監督してデビューしたすごい奴です。
でも私は『ソウ』見てません。
密室劇みたいなのダメなんですよねえ。
映画って空間が変わるから面白いのに1シチュエーションて舞台でいいじゃんて思っちゃって。
見てないから違うのかもしれませんが…てことで監督の魅力も1ミリも語れません!!
てことで次!
やはりこの映画の見どころはキレた平々凡々な男がどう復讐していくのかというところでしょう!
こういう復讐アクションものは主人公が善悪関係なく危ない世界で生きてることが多いんで、元から普通に強いことが多いんですよ。
でも主人公ニックは投資会社に勤めるサラリーマン。銃を撃ったことすらないんです!(おそらくね)
そんな男がたった独りでギャングたちとどう闘うのかが見どころの1つです。
サム・ペキンパーの『わらの犬』(1971)が好きな方なんかは楽しめるんじゃないでしょうか。
バイオレンス描写もなかなかすごいです。
敵のやられ方で、あまり見たことない爽快なものがあり楽しめました。
擬音で言うとばぼんっですかね。
一方で味方に関しては鬱になるような死に方はしないので安心して見れますよ。
あとは冒頭に書いた主演ケビン・ベーコンですよね。
この映画を見る人の70%はケビン・ベーコン目当てなんじゃないでしょうか(ひねくれシアター調べ)。
テキトーです。
最近は僕の中では『COP CAR/コップ・カー』(2015)の悪役の印象が強くて、なかなか『ミスティック・リバー』(2003)などのかっこいいケビンの印象が弱いのですが、この作品はまあまあかっこいいケビン・ベーコンを堪能できるでしょう。
まあまあです。
そこまでじゃありません。
でも劇中顔面、容姿は振り幅半端ないのでいろんなケビンが楽しみたい方にはお得な一本です!
どうでもいいんですが、佐々木蔵之介に似てますよね。
ちょっと痩せてて病的な影ある感じ。
あ、あと女性ファンには嬉しいシャワーシーンもありますよ?
あとは中盤で立体駐車場のシーンがあるのですが、そこの無駄な長回しがすごいです!
てことでまとめ!
・復讐アクションものが観たい人
・『わらの犬』(1971)のように平々凡々な男が暴れまわるのを観たい人
・色んなケビン・ベーコンを堪能したい人
・ちょっとグロくていいから悪人がやられるのを観てスカッとしたい人
・なんでもいいから長回しシークエンスを観て撮影の勉強したい人
映画『狼の死刑宣告』を観る
『狼の死刑宣告』の感想(ここからネタバレあり)
うんこ度(このサイトではどのくらいつまらなかったかで評価してます)
4.5/10 柔らかすぎず硬すぎずな普通のうんこ
もっと評価高くても良い気もしますけど相対的に考えるとこんなもんかと。
でも面白かったですよ!!…まあまあ
ネタバレストーリー
てことで上の続きのストーリー。
くそ憎たらしい犯人をもみ合いの末闇に葬ってしまったニック。
何事もなかったかのように生活に戻るニックだったが、犯人の兄でギャングのボス、ビリーはすぐにニックが弟の仇であることを突き止め、襲ってくる。
何とかその場は逃げたニックだったが、家族に被害が及ぶことを恐れ警察に相談する。
しかし警備にあたっていた警察官はあっさりやられ、妻、次男、そしてニック自身も撃たれてしまう。
病院で目覚めたニックは次男がかろうじて生きていることを知り、面会する。
涙ながらに息子寄り添い謝るニックだったが、顔を上げたその表情はもう復讐の鬼だった。
なぜか復讐の対象であるビリーの父親から銃を買い、一人ずつ血祭りに上げていくニック。
首を撃たれ重症を負いながらもなんとかビリーを始末したニックは、独り家に戻り家族の幸せだった頃のホームビデオを見るのだった。
冒頭のホームビデオと復讐心問題
冒頭のホームビデオなんですけど、ニックの家族の歴史や様子がすぐ分かるうまい手法ではあると思うんですけど、個人的には嫌いなんですよー。
映画っていう虚構の世界の中の更に虚構っていう特性上、どんなにうまい演技でもどこか無理してる感じが滲み出る気がします。
うわー無理して楽しそうにしてるー、リアル感だそうとしてるーってのが普通の場面より、より強く感じちゃってダメなんです。
あとこの映画って家族を亡くすところの、前後を含めた描写って大切だと思うんです。
それによって、ビリー!!!てめーこのやろー!!!て気持ちが爆発してニックの行動に乗っていけるようになると思うんです。
ビリーなんて家族いますけど同情の余地ないクズなんで、長男を度胸試しで亡き者にした時点で、どんなにいい裏の顔とか持ってこようと復讐の是非を問う映画にはなりませんから。
でこの映画は長男こそ、けっこう無惨に亡くなりましたけど、妻、次男はあっさり過ぎた気がします。
あれじゃあドヨーンとした気分にならないです。
すげー自分がサイコパスな気がしてきます…
多分最近『ボーダーライン』シリーズを観たせいだと思うんですが、かなり命乞いするのにビョンとやられたりしないと、うわーって思わなくなっちゃってるんだと思います。
長男は撃たれる瞬間は後ろ姿だけでしたし、奥さん、次男はサイレンサー付き銃でピョンで終わりです。
やっぱりもうちょっと命乞い場面追加して良かったんじゃないですかね。
でやられ方派手にする。
既に R15+なわけですし。
警察が無能すぎる
こういうことって映画見てる上で気にしちゃいけない部分なんですけど、警察が無能すぎます。
それを言い出したら話進まねーよって部分ではあるんですけど、さすがにこの重い空気の映画だと気になります。
何故なら、主人公が平々凡々設定だからです。
主人公が超人的であれば、警察なんて空気でもいいんです。
元から現実離れしてるって設定ですから、そんなとこ気にならなくなります。
でも主人公が平々凡々てことは、以後変化があるにせよ(途中から超人的なパワーを得るなど)、その時点では警察権力は主人公より強い、怖い壁のような存在じゃなければダメでしょう。
リアルな世界と同じ尺度で観てねってことですから。
犯人を厳罰に処せないのは、お国柄なんとなくありそうだなあと納得できるんですよ。
でも、まずニックがそいつを葬った時点で即逮捕されないのが気になります。
あんなに血液とか痕跡残してんのに捕まえられない警察がこの現代の法治国家にいます??
しかも左手めちゃくちゃ怪我してんの警察見たよね?
え?もう即逮捕でしょ。
ああ、この映画の警察は空気ですっていう約束事を宣言したのかと思いましたけど、やっぱりもう気になります。
あんなに街中で銃ぶっ放しても全然警察来ないし、またニックも捕まらないし、ギャング相手って分かってるのに警備の警察官2人しか来ない。さすがにダメすぎるでしょ。
そして病院から抜けだしたニックが向かった先はなんと自分ん家。
でぜーんぜん警察来ない。
あの女刑事、ニックいなくなってすぐ気づいてんのに、家探さないの?
小学生が警察でもまずそこ探すよ?
警察は空気です宣言するならするで、もう少しディティール気にしてもらわないとー。
こいつの無能なくせに全て知ってますって感じのインテリすまし顔が一番むかつきます!!!
復讐の連鎖
よく「復讐したって何も解決しない。故人もそんなこと望んでない!」みたいなこと言うじゃないですか。
でもこの映画を観たら、やっぱそりゃ復讐するわ!
故人が望もうが望まないが、何も解決しなくても、復讐しなきゃこっちの気が収まらんのじゃー!!てなるだろうなと思いました。
警察がニックに「復讐の連鎖を止めなきゃいけない」みたいなこと言います。
あたかも「どっちもどっちなんだからさ」みたいな言い方です。
更に教会の成れの果てのようなところでニックとビリーは同じ椅子に座り、あたかも”2人は似た者同士、同じような立場です”みたいな演出がなされます。
ニックもそれを否定するかのように容赦なく撃ち殺すわけですが、全体的に復讐は物哀しいものだ、みたいなアホメッセージを主張している気がします。
いやいや、まったくニックには非がありませんから
いきなりくそしょうもない理由で息子失くしたら、復讐権くらいくれよって言いたくなるでしょう。
100対0でビリー達が悪いんですから。
「暴力に暴力を重ねても虚しいだけじゃないか」みたいなよく聞くやつありますけど、ほんとにそうかあ???ですよ。
そうでもしないと次のステップに気持ちが行けないと思いますよ、正直な話。
そりゃあ警察も止めるだろうけど、まずはおまえらがちゃんとやることやれ!って話ですよ。
だからこの映画のニックに対する周りの反応にすごくイライラしました。
まあでもこの映画の良かったところは、長男の復讐をしたせいで残った家族にまで被害が及び、それでもせっかく次男が生き残ったのに、ニックがお構いなしに更に過激に復讐するところですね。
意識のない次男に泣きながら謝ったかと思えば、立ち上がった瞬間狼になっているという。
ちょっと笑っちゃいました。
今の涙なんだったーーーって。
自分の行いを省みたのかと思いきや、それ以上にアクセルを吹かして突っ込んでいくという姿は、僕の気持ちを代弁してくれているようで良かったです。
映画としては”こんなに家族がなってしまっても、抑えきれない復讐心という恐ろしさ、虚しさ”みたいなことなのかもしれませんが、僕はむしろ当然て感じでした。
ただ本当はもっとラストバトルですっきりするかと思ったんですが、そういった悲しさを全面に出す演出と、先述した家族の殺され方のせいであまりしませんでしたね。
それが倫理的には正解なんでしょうけどなんか残念です。
立体駐車場の1カット撮影が無駄にすごい!
1カット撮影というのは、いわゆる長回しのことです。
文字通り1回録画スタートしたら予定している終わりのところまで途切れることなく撮影します。
カットを割るということはどうしたって時間が断ち切られる行為なので、どうしてもそれまでの緊張感、臨場感が途切れがちになります。
あと単純に何かしらの嘘が挟まる行為です(時間や空間)。
それに対し1カット撮影は当たり前な話ではありますが、実時間分の映像が持続しているということなので、”これは本当に起きているんだぞ”という”嘘じゃないんだぞ感”を出すことが出来ます。
色々な監督がやりたがる手法でして、有名というか好きなのはポールトーマスアンダーソンの『ブギーナイツ』の冒頭長回し。
頭のワンカットで時代設定やら登場人物やらを一気に説明しつつ、流れるようなカメラワークで映画の世界に誘います。
その元ネタなんじゃないかと思うのがオーソン・ウェルズの『黒い罠』(1958)。
これも冒頭素晴らしい長回しがあります。
セットだとは思いますが、大通りで繰り広げられる長回しは一見の価値ありです。
最近では撮影監督エマニュエル・ルベツキが『トゥモロー・ワールド』(2006)や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)などで印象的な長回しをしていますが、これはコンピュータ処理によりカットのつなぎ目をなくしているらしいので、そうなるとちょっと違うよなあて思っちゃいます。
演者、スタッフに全ての段取りが完璧にうまくいったときのみ成立する奇跡のようなものが長回しの魅力だと思うからです。
でこの映画の長回しは中盤、ニックがギャングに街で追われるシーンで出てきます。
立体駐車場に逃げたニックをギャングがひたすら追いかけるのですが、違う階にいる逃げるものと追うものをカメラが上下してワンカットでおさえます。
その部分がとても面白くて、立体駐車場の内部にいたカメラが、外に飛び出し上昇し、また違う階の内部に入っていきます。
おそらくスタビライザーを付けたオペレーターが実際に駐車場内部を走り回り、外に飛び出す時はクレーンに乗り上昇下降し、また駐車場内部にカメラごと入るというめちゃめちゃめんどくさいことしてるはずです。
それかオペレーターは複数いてカメラを受け渡していますね。
ちょっとカメラがそういう動きをしていました。
僕も動画撮影で生計を立てていますのでこれがいかに大変か分かります。
でもやりたくなっちゃうんですよねえ。楽しいんですよ、長回しって。
成功した時の達成感は半端ないです。
正直この長回しはそんなに必要性を感じないので、無駄にかんばったなあという感じです。
まあちょっとやりたくなったんでしょう。
あれが格闘シーンまで続いたら本当にすごかったですね。
でも製作者たちが楽しんでる気がして、とても楽しく観れました。
ラストバトル
てっきりこの映画もよくある、家族全員亡き者にされて体鍛えまくって凄腕になって一人ずつ血祭りに上げていく爽快な映画かと思ってました。
でも主人公のニックはラストバトルの寸前まで銃の説明書を見るくらいの素人。
その感じが良かったですね。
気持ちだけで捨て身で闘う感じが。
ただ血だらけで重症のまま闘う姿って好きなんですけど、ニックは不死身すぎてちょっと嫌でした。
首のあたり撃たれたらあんなに活動できないでしょう。
もうちょっと重症だけどぎりぎり生きてるって説得力あるところ撃たれる方が良かったですね。
ラストバトルのショットガンで吹っ飛ぶ足は爽快でしたねー。
一撃で足がちぎれるのってあまりないですよね。
そこをピークに殺しのテンションが下がる感じもありますが、あの場面の光と影の演出は良かったです。
切れる寸前で点いたり消えたりする蛍光灯によって、一瞬真っ暗になり緊張感が倍増されてました。
そのタイミングでカットつないだり。ま
あよく見る手法ではありますけどね。
もっと書くことあるかと思ってたんですけど、あんまり驚くようなこと他になかったです。
ケビン・ベーコンの容姿の変化
やはり映画における髪型ってのはでかい演出要素であるとこの映画で改めて思いました。
ラストバトルまでのケビン・ベーコンは前髪を少し下ろした、短めの七三分けのような髪型で弱々しい印象を演出しています。
このままラストバトル前にただの坊主になっていたら、僕にとってはよっぽど前髪ケビンの方が不気味な存在でした。
ですがこの映画ではタクシードライバーのようにモヒカン、もしくはただの坊主にするのかと思いきや、微妙に後ろに髪を残すんです。
これがなんか気持ち悪くて気持ち悪くて。
『マッドマックス2』のヒューマンガスのようで、何しでかすか分からない感じがすごくいいと思いました。
元から顔色よくないケビン・ベーコンですが、劇中どんどん顔色が悪く、そして傷だらけになっていくのがこの映画の魅力ですね。
ジョン・グッドマン
劇中一番わからない存在だったのがジョン・グッドマンでしたね。
あれはなんだったんですかね?
自分の息子を始末しようとするニックに武器を普通に売り、むしろ息子をやれくらいのこと言うので、あーこの世にはこういう子に一切愛情のない怪物、理解不能な絶対的悪みたいなのがいるってことかなあと思ったら、その息子ビリーにあっさりやられてしまいます。
しかも「息子よ、おまえやられたら俺稼げなくなるんだぞ!!!」みたいなこと言ってます。
だったら武器買いに来た時に、ニックから金奪っちゃえばよかったのに。
自分では手を一切くださない主義なんでしょうか。
「親殺し」でなにか意味ありげなことしたかったんでしょうか。
それともビリーにも同情の余地ある背景を作りたかったんでしょうか。
そんなんで同情しねーぞ。
とにかく何にしてもジョン・グッドマンの存在は無駄だったと思いました。
だって意味わかんねーもん。
終わりに
この映画を観て一番良かったと思えたところは、マスタング(? ダッジにもみえる)が出ていたことでした。
ビリーが乗っている黒い車ですね。
ペイントはダサかったですが、あのフォルム好きなんですよねー。
型は違いますが『ジョン・ウィック』のジョンの愛車でも有名になりました。
あれ欲しいです、100万くらいで。
最後、復讐とか全然関係ないしょうもない感想になってしまいましたが、一度は観てもいいんじゃないかなーて思います。
完